【バグ管理表】無料Excelテンプレート・1(自作より高機能・自動集計・ワークフロー付き)

【バグ管理表】無料Excelテンプレート・1(自作より高機能・自動集計・ワークフロー付き)
要望
バグ管理しなきゃね。
いいExcelテンプレないかなー?
入力補助とか集計とか機能が充実してるのがいいな。

システム開発や、製品のテストなどに使用できるバグ管理表(障害管理表・不具合管理表・問題管理表)のExcelテンプレートです。

テストで発生したバグを、発生から修正、確認までをワークフロー形式で管理できます。

集計グラフ付きで、バグ改修状況の把握、スケジュール調整などに利用できます。

管理表を1から自作するより、テンプレートを使って管理自体にコストを割きましょう。

テンプレート概要 ~バグ管理簿(Excel・ワークフロー・入力補助)~

機能

  • バグの発生から修正、修正確認までの項目をワークフロー形式で管理
  • データソート・フィルター付き
  • 定型的な内容は、選択肢から入力できます
    ※選択肢は「Master」シート上で編集できます
  • 完了したか、実施しない課題は行をグレーアウト
  • バグ発生件数/完了件数/対応残件数の集計グラフ付き

特徴

  • シンプルで、すぐ使える
  • 行が認識しやすいストライプ配色
  • パソコンで作業しやすいライトな色調
  • VBA・マクロなしで安全

イメージ

バグの発生から修正、修正確認までの管理項目をワークフロー形式で管理
定型的な内容は、選択肢から入力
完了か実施しない行をグレーアウト
バグ発生件数/完了件数/対応残件数集計グラフ付き

バグ管理のポイント ~ 対応漏れ、認識違いを回避する ~

トラブル

まず、バグ管理を行う際のポイントを確認しておきましょう。

バグ管理を正しく行うことにより、トラブルを回避できます。

(ポイント1)正しく記録する

どこがどう悪いのか?不明瞭では調査も修正もできません。

バグ管理表では、下記のような内容を明瞭にし、共有します。

  • 発生時の記録内容…「いつ?」「どの機能で?」「どんな問題点なのか?」「期待する動作は?」「再現方法は?」など、調査・修正を行うために必要な情報を記録
  • 修正時の記録内容…「誰が対応する?」「いつまで?」「どう修正する?」「対応は終わっているのか?」など、修正を管理するための情報を記録

※問題発生時の記録内容については、米国電気電子学会(IEEE)のガイドラインを参考にしてください


(抜粋)

テスト障害レポートの内容

  • a) Test incident report identifier ・・・ 障害のID
  • b) Summary ・・・ タイトル
  • c) Incident description ・・・ 説明
  • d) Impact ・・・ 影響

説明の記載事項

  • a) Inputs ・・・ 入力値(データ・作業)
  • b) Expected results ・・・ 期待する結果
  • c) Actual results ・・・ 実際の結果
  • d) Anomalies ・・・ 事象
  • e) Date and time ・・・ 発生日時
  • f) Procedure step ・・・ テスト実施手順
  • g) Environment ・・・ テスト環境
  • h) Attempts to repeat ・・・ 再現方法
  • i) Testers ・・・ テスト実写者
  • j) Observers ・・・ テスト管理者

(ポイント2)バージョン管理を行う

修正の対象がソースコードであれ、製品であれ、どのバージョンに問題があって、修正後はどのバージョンになるのか、正確に把握する必要があります。

また、テストの対象がプログラムなどのファイルである場合は、ファイルの上書きによるデグレード(先祖返り)を防ぐ必要があります。

ファイルをバージョン管理する際には、Git、Subversionなどのバージョン管理ツールを使用しましょう。

(ポイント3)ワークフロー化する

バグ修正が属人化してしまうと、修正漏れや、修正内容の認識ズレなどが発生する可能性があります。

ワークフローを作成し、ルールの下でバグ管理を行うことで、製品の品質を担保することができます。

ワークフローを運用する際には、下記のような内容を決めておきましょう。

  • ワークフローの工程と各工程の担当者
  • バグ起票の際の記載レベル
  • 修正内容の決め方
  • 修正点のレビュー方法
  • 修正の反映確認方法(再テスト・リリーステスト)

※ルールを決める際には、下記のガイドラインを参考にするとよいでしょう
Apple

Google

Excelテンプレートの内容

内容(BugReport)

  • タイトル「バグ管理簿(○○○○○○○○テスト)」
  • バグ一覧
    • 管理番号(バグのID)
    • 発生日
    • 起票者
    • テストケースNo
    • 対象機能
    • 内容
    • 区分
    • 対応内容
    • 期限
    • 担当者
    • 対応日
    • 確認者
    • 完了日
    • ステータス
    • 発生バージョン
    • 修正後バージョン
    • 備考

内容(Summary)

  • (グラフ)バグ発生件数/完了件数(累計)
  • (グラフ)バグ発生件数/完了件数/対応残件数
  • (リスト)集計表

内容(Master)

  • (選択肢リスト)
    • 起票者
    • 区分
    • 担当者
    • 確認者
    • ステータス

※用途が異なる方は、こちらをご利用ください
バグ管理(ワークフロー・集計不要)

課題管理

タスク管理

無料ダウンロード

テンプレート

  • 目に優しい柔らかな色調
  • 表見出しに色を用いたメリハリのある構成

ダウンロード

bug-report.xlsx(40Kbyte)

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テンプレートのイメージ

データ入りサンプル

  • サンプルデータ入り
  • 記載方法・完了方法を確認できます
  • 集計表の使用方法を確認できます

ダウンロード

bug-report-sample1.xlsx(41Kbyte)

イメージ

データ付きサンプルのイメージ

テンプレートの使い方

  1. テンプレートファイルをダウンロードする
  2. 必要な管理項目を追加する
  3. 「Master」シートの「起票者」「区分」「担当者」「確認者」を設定する
  4. バグを追記し、期限、対応方針、担当者などを決める
  5. バグの修正・確認状況を記録し、「ステータス」が「完了」か「対応不要」になるまで管理する

Plusプロジェクトマネージャーなら課題のデータ化と活用が可能

特徴

  • バグの作業分担、実施の記録、状況確認のすべてをWeb上で完結
  • 子プロジェクトを使用して、「結合テストバグ管理」「運用テストバグ管理」など、種類の違う課題リストを別々に管理できる
  • 「担当者2」、「レビュワー」、「プルリクURL」など、独自項目を定義できる
  • 課題情報がデータ化されているので、自動でスケジュール(ガントチャート)を作成できる
  • ExcelファイルからのInput/Outputで、一括処理やローカル処理もできる
  • 課題の更新履歴・担当者間のコメントのやり取りもすべて記録

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